ハンダごて
・ニクロムヒーターハンダこて
こて先にニクロム線を巻いて外側から加熱します。安価であることがメリットですが、温度が上がりにくい為に作業効率が悪く温度調節が効きにくいなどといったデメリットがあります。
・セラミックヒーターハンダこて
タングステンで作ったヒーターをセラミックで包んで、こて先を内側から加熱します。
温度が上がるのが早い為、連続でのハンダ付けにも作業性を落とすことなく、また低めのW数(15〜30W)のハンダこては、ICなどの温度に対してデリケートな部品のハンダ付けに適しています。
・温調型ハンダこて
こて先温度を正確に制御して一定の温度に保つ機能をもったもので、高いW数(60W〜)で一気にハンダを溶かすパワーと、こて先温度を最適な温度に保つことで部品を熱破壊から守る安全性を両立。少し価格は高くなりますが、入門者にこそお勧めしたいハンダこてです。
・ステーション型ハンダこて
温度制御をする本体(ステーション)と、こて部を別にすることで、精密な制御や様々な機能を持たせることを可能にした業務用のハイエンド機。
ダイヤルなどでこて先温度を自由に設定でき、自分好みのハンダ付け環境を構築できます。こて部は比較的小型になるので取り回しが良く、作業性は抜群。こて先は別売りになっているタイプもあるのでご注意ください。
・コードレスハンダこて
コンセントからではなく電池やガスを熱源に使うので、どこでもすぐに使えて持ち運びに便利。電池式はW数が低めなのでハンダ付けに慣れている人向け。ガス式は専用のガスをご利用ください。