KittenBot KOI は、デュアルCPUコアとニューラルネットワーク用アクセラレーターを統合したSoC「K210」を搭載し、Wi-Fiモジュール、カメラ、カラーLCDなどをケース内に統合したAIプログラミング用の小型ユニットです。
KittenBlockやMicrosoft Makecode等のビジュアルプログラミング環境のほか、Arduino IDEやMicroPython等での開発に対応し、顔画像認識、クラス分類、物体追跡などの様々なAI＆IoT用途のプロジェクトに活用できます。
micro:bitやArduinoなど、シリアルポート(UART)を備えた他のマイコンボードと接続し、ニューラルネットワーク関連の一連処理を分担するコプロセッサとしての利用にも適しています。

【特徴】
●AIoT―人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT:Internet of Things)の組み合わせ
●包括的なAI機能：音声認識、音声合成、ビジュアル認識など
●コストパフォーマンスに優れたオフラインAIモジュール
●シンプルなブロックプログラミング
●自己学習マシンモード：学習モデルのインポートに対応

【応用例】
●顔認識
　20種類の分類、出力位置、信頼度をサポート
●分類器
　任意オブジェクトのユーザ定義認識では、100サンプルサイズで最大20クラスをサポート
　オフライントレーニングの際はコンピュータ操作や分類モデルのSDへの事前ロード不要
●ビジュアルトラッキング（円/矩形/線/カラーブロック）
●音声処理／IoT
　音声認識・合成、音声録音・再生、音声変換、オフラインキーワード認識、
　ネットワークやローカルの音声データベースへのアクセス
●スキャニング
　画像認識、OCR文字認識、ナンバープレート認識、表情認識など

【仕様】
●電源：DC3.3〜5V
●SoC：K210(RISC-Vデュアルコア＋ニューラルネットワークプロセッサ(KPU)内蔵)
・フラッシュメモリ：16MB
●本製品をコプロセッサとして使用する場合、micro:bit、Meowbit、Arduinoシリーズ
　又はシリアルポート機能を備える各種マイクロコントローラからの制御に対応
●Wi-Fi：ESP8285モジュール内蔵
●搭載デバイス
・カラーLCD：IPS方式 1.3型 240×240ドット
・カメラ：RGB 640×480ドット
・押しボタンスイッチ×2
●インターフェース
・オーディオ出力：サンプルレート48K/秒
・マイク入力：サンプルレート8K/秒
・データ出力モード：UART/Wi-Fi/USB
・画像入力チャンネル：USB/Wi-Fi
・MicroSDカードスロット(容量16GBまで対応)
●サイズ：58×40×24mm

【対応プログラミング環境】
●KittenBlock
●Microsoft MakeCode
●MicroPython
●Arduino (PlatformIO)