電子工作
【電子工作入門者のためのFAQ】 [Q]電子工作に興味を持ったが、何から手をつければ良いか見当がつかない。 趣味として楽しみながら基本的な知識も身につけるためのアドバイスがあれば教えて欲しい。 [A] いろいろ方法がありますが、以下参考になれば幸いです。 まず、おおまかな手順は次のとおりです 1.道具を揃える ↓ 2.工作キットを製作してみる (動作が約束されているので安心して始められる) (ハンダごてを使う、テスターで計測してスキルを磨く) ↓ 3.Web、書籍などに記載されている回路を製作してみる (再現性があるとは限らない、試行錯誤が必要な場合がある) (まずはそのまま製作してみる、部品集め、回路を読むスキルを養う) (成功したら少しアレンジしてみる) ↓ 4.オリジナル回路に挑戦 ■道具について ・即熱ハンダこて / TQ-95 先は太めの方が熱が伝わりやすく初心者は失敗しにくい。 ターボスイッチで温度調整ができるので熱の逃げる箇所でも使いやすい。 ・100gリール巻電子工作用ハンダ 1.0φ / SE-06010 鉛フリーは初心者ではあつかいにくいのでこちらで 直径1.0mmはいろんなシーンで使いやすい太さ ・SPPON 簡易ハンダ吸取具(吸取器) 12cc 使い方をマスターすればハンダ吸い取り線よりも使えます。 ・ポケットサイズデジタルマルチメーター / M-300 電圧、電流を計測できる測定器は必需品です。 〜¥3,000くらいまでのものから購入すればよいと思います。 組み立てた回路が動作しないとき電圧を計測して回路図を見ながらチェックします。 計測器は「デジタルテスター」→「アナログテスター」→「オシロスコープ」の順でマスターすれば良いと思います。 ※アナログは針の動きで電圧の変化などが目でみてわかります。 デジタルにはないメリットがありますが初心者には使いにくいかも知れません。(好みにもよります) ※他、ラジオペンチ、ニッパー、ドライバーなど一般的な工具も必要です。 一般工具はホームセンターでも購入できます。 エンジニア(ENGINEER)、ホーザン(HOZAN)などのメーカー製がお奨めです。 100均、中国製のものは精度、耐久性、寿命等もそれなりです。 ■キット マイコン等を使用していない基本の電子回路で出来たキットから始めるのが良いと思います。 下記の商品は動作が比較的複雑でないのでテスターを持って回路図を追うことで電子回路への理解が深まります。 ・導通チェッカー TU-7GL ※作ったあとは実用計器として使用できます。 ※ハンダ不良個所のチェックに 以下、難易度(低順) ・高輝度点発珍 LED-55GTR ※定番 非安定マルチバイブレータ回路(トランジスタ回路の基本) ・タイマー基板 TM-5553 ※定番IC 555 の動作の学習に ・ショックセンサー SH-09 ※増幅、リレードライブなどの回路の学習に ・電磁波レベルメーター DN-G8SP ※検波、コンパレータの動作の学習に など WebでICの型番を検索してどのような動きをするICか調べると理解が深まります。 ワンダーキット製品は、ほぼすべてに回路図が記載されています。 また、IchigoJamやArduino(マイコンボード)をマスターすれば回路や部品はそのままでプログラムの変更のみで動作を変化させることも可能になり、電子工作の幅も大きく広がります。 |